GhostArmによるリキテックス・プライムの誰得なレビュー
GhostArmによるリキテックス・プライムの誰得なレビュー
GhostArmによるリキテックス・プライムの誰得なレビュー
つい最近、俺がいつも世話になってるアクリル絵具リキテックスの製造メーカーであるバニーコルアート社から新しいリキテックスが登場。
その名はリキテックス・プライム。

http://liquitex.jp/index.html

なんでも従来のアクリルに使用されていたアクリル樹脂と比べて透明度が非常に高いものを採用した事で発色が更に良くなり、塗った時と乾燥後で色の変化がほとんどなくなってるらしい。けどこれだけ説明聞いてもピンと来ない人間なので手持ちの画材の数を思い出し、財布の中身をにらめっこして悩んだ結果、とりあえず使用頻度の高い白(チタニウムホワイト)と黒(マースブラック)、そしてなぜか今まで持ってなかった紫(ディオキサイジン パープル)の三色を購入。

え?三色だけで絵具レビューすんのかよってか?なんとか必死こいてレビューするんで許してくだしぁ。

◆外装は写真の通り。
これまでのリキテックスと比べての最大の違いは容器の色が白から黒になった事。なんかこれだけなのに高級な感じになっていてとてもいい感じ。しかし、何よりも嬉しいのは ラベルの下側にその絵具を実際に塗ったのがサンプルとしてある事 しかも一本一本に全てそれが施されている。これのおかげで視覚だけでは実際に塗った時にどのような仕上がりになるのかがわかりにくかったがこれのおかげで非常にわかりやすい。しかも絵具が塗られた部分には黒いラインが複数本あり、それらの見え具合で透明~不透明かの判別まで出来る。いや、これは本当に親切だわ。ちなみに黄色系統の色サンプルを見てみましたが一番不透明なものですら良く見ると黒のラインが浮かび上がってました。やっぱり黄色は拡張アートにとっては一番敵対している色なんだなと再認識したw


◆実際塗ってみてどうなんだ?
蓋を開けて絵具を出してみた感じからいうと、滑らかな感じがした。チューブの入口が従来のと比べてほんの少し(あるいは同じかもしれないが)狭めであるが、前述通り非常に滑らかなので出すのは苦労せず、また無駄な消費をせずに済むのでかなり経済的なのもいい
絵具を取り出した後、ほぼ原液の状態で混色を行ってみると、思いのほか早く色を完全に混ぜる事が出来た。それだけでも驚かされたが塗ってみて、更にびっくりした。重ね塗りをしていないのに一回塗っただけなのに従来のと比べて下地の部分がかなり見えなくなった事だ 。これは下地作成派の俺にとってはかなりのメリットになる。それと乾燥した後の感じを見ても確かに紹介にもある通り、あまり色の変化が生じてない。光沢はほとんどないのだが、まったく粉っぽくなく、触ってみてもザラザラした感触はない。それから塗る際にパレットに出した絵具の乾燥具合だが、塊ならばそう簡単には乾燥はしないようだ。だが塗ってみると乾燥はそれなりに早い。一体なんなんだこの矛盾した性能は・・・というか樹脂が違うだけでここまで変わるのかと。いや、マジで恐れ入った。

◆価格はどうよ?
従来の20mlから増量して30mlになっているので増量している分だけ、高い。また、新しい樹脂の採用や容量の増加の影響で容器の体積が大きくなってしまい結果、容器の製造単価がほんの少し高くなってしまったせいか量のみで計算すると少し高い。実際比較対象としてカドミウムイエローライトと価格比較したのだが従来のものが630円に対しプレイムが1039円であったため、実質100円程の差があった。だがこれだけ進化したリキテックスがたったの100円程度の差で済むのならかなり安い。それに一度買えばよほど使用頻度の高い色でもない限り、しばらくは追加で買う必要もないのだから。

◆完璧じゃねぇか。
けどここまで褒めまくってるとなんだか信者っぽいので難点もいってみる。まず一つ目の欠点は容量が増えたせいで従来よりもひと周り大きい事。また、二本だけで従来のモデルの3本分の重さになっているため同じ色数を所持して持ち歩く場合、体積&重さが1.5倍なのがつらいところ。二つ目の欠点は単価。といってもこれだけのリニューアルした無いようなのでこれはそこまでデメリットではない。最も万年貧乏な俺にはややキツい・・・。そして、これの一番の難点はまだ色が決して多くない事特に使用頻度がこれでもかという位高かったニュートラルグレーがまだラインナップ入りしていないのは何よりも痛い。今回のは混色のテストの際に作ったものなのだが、やはりよく使う色は元からあった方が作業効率もだんちで違う。そういうわけで、バニーコルアートさん。ニュートラルグレーの実装を出来る限り早くお願い致します(´・ω・)

以上、誰得レビューでした。

コメント

ラッチ
2011年4月22日23:45

おぉぉ・・・これ画材屋で見かけてきになっていたやつです!
しかし個々の容量が増えた分、セット価格も単品も良いお値段するんですよね・・・。
良く使う色だけ変えてみるのは賢いですね・・・自分もやってみよう。

青星
2011年4月23日9:31

くはっ!これは!カッコイイ!

欲しい!お金無い!

…圧倒的…圧倒的金欠!!

まぁチタニウムホワイトとマースブラックは買うとして、個人的によく使うサップグリーンとかフーカスグリーンとかは出てるのかな?
仕事から帰ったらネットで探してみよーっと(^O^)

RGB診断結果が88点()だったアムざん
2011年4月24日2:43

>ラッチさん
基本色の12色セットでも6300円するので
乗り換えをしようか悩む人には中々痛い出費ですよね(´;ω;)
ただ、旧リキテックスと組み合わせてもヒビ割れ等は起こらないと思われます。
なので白と黒、暖色系、よく使用する色辺りを
狙い目に購入するといいかもしれません(`・ω・)b

>青星さん
黒いボディはやっぱ魅力がありますね!
現在販売している色を確認した所、(パーマメント)サップグリーンと
フ-カスグリーン共に健在であります(`・ω・)=3

しかし、ニュートラルグレーがやはり探してみても・・・orz

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索